ドコモのシェアが下げ止まらない。番号持ち運び制度(MNP)では草刈り場となり、大量の顧客が流出する始末。そこで昨年には「禁断」とまで言われたソニーとサムスンの「2トップ戦略」を断行、秋にはソフトバンクに遅れること5年、auに遅れること2年でiPhoneの販売にも踏み切った。しかし事態はなかなか好転しない。いまなおドコモはMNPの赤字が続いている。そこでドコモはついに「通話料金定額制」という、事実上の通話料金の値下げに踏み切った。シェアトップ企業が率先して値下げ戦略に打って出るのは極めて異例のこと。果たしてこれで、ドコモは復活することができるのか。