2013年10月号より
日本でカジノができるのは、最短でも2020年。少し先の話である。その前に、海外のカジノで遊んでおきたいという人も多いはずだ。海外のカジノに慣れておけば、日本で解禁になった時に「通」ぶることもできる。
というわけでもないだろうが、海外のカジノに遊びに行く人は増えている。各旅行会社は、ラスベガスやマカオのツアーを用意しており、利用者も年々増加傾向にある。
ただし、そうは言ってもギャンブルといえば競馬かパチンコ、あるいは仲間内のポーカーぐらいしかしたことのない一般の人にとっては、カジノは少し、敷居が高い。
スロットやルーレットなら、遊び方もわかるが、ブラックジャックだバカラだとなると、ルールは知っていても、お洒落に楽しむにはどうすればいいかわからない、という人がほとんどだろう。
ゲームのルールだけではなく、どんな恰好でいくべきなのか。たとえばヨーロッパのカジノは社交場として発展してきたから、ドレスコードもあるかもしれない。それがシンガポールならどうなのか、マカオならどうか。経験しなければわからないことだらけである。
そういう「カジノ素人」にとって強い味方になるのが、「リゾカジ.com」というウェブサイトだ。リゾカジとはリゾートカジノのことで、いま日本で解禁しようとしているIRと同義語だ。
このサイトでは、各地のカジノの特徴や、ゲームの遊び方を詳しく紹介している。
参考になるのが、海外のカジノに実際に行ってきた人の体験記で、勝った話、負けた話、恫喝された話など、実にさまざまな体験が語られている。これを読むだけで、地域ごとのカジノの特性や、実際の雰囲気が伝わってくるから、カジノに行こうと考えている人にとって参考になるはずだ。
また、閲覧者からの質問も受け付けているので、カジノに関するさまざまな疑問にも答えてくれる。
たとえば、先に述べたドレスコードの問題でも、「普段着でも大丈夫だが、ポロシャツ、短パンは避けたほうがいい」といった具合に具体的に回答してくれる。
何より、初心者にとって心強いのは、「オフ会」を年に何回か主催していることだ。ここのオフ会は、実際に海外のカジノへのツアーなのだが、初心者には遊び方から楽しみ方まですべて教えてくれるし、何より、ウェルカム・パーティも含め、カジノ側がVIP待遇してくれる。まさに至れり尽くせりだ。
ただし問題は、このオフ会に参加するには、ツアー料金のほかに、カジノに預けるお金として100万円ほどが必要になる。
「100万円というのは、VIP待遇を受けるための最低限の金額だと思ってください。でもカジノですから、全額なくなるわけではありません。何の待遇も受けずに、5万円や10万円負けるより、VIP待遇を受けて、それで100万円のうち20万円負けたとしても、楽しさはまったく違います。もちろん、負けると決まっているわけではありません。勝って帰って高級車を買ったという方もいらっしゃいます」(リゾカジ.comを運営するグローバルミックスの勝見博光代表)
勝見代表によると、このサイトの前身を立ち上げたのが15年前。8年前から現在のスタイルにしたが、ここ数年、カジノに対する関心が高まってきたことで、このサイトの閲覧数や会員登録する人も増えているという。またオフ会参加者も確実に増えてきて、カジノの場所によっては家族で参加する人が半分を占めることもあるという。
日本でカジノが解禁されると、海外へ出かける人が減る可能性もあるのだが、「カジノは非日常を楽しむものだから、行くなら海外という人も多いですよ」(勝見代表)。
カジノ解禁はリゾカジ.comにとってもプラスとなりそうだ。