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2015年2月号より

山本隆広 NACS社長 「あなたの会社の工事費を2~4割引き下げます」
山本隆広 NACS社長

山本隆広 NACS社長

やまもと・たかひろ NACS社長。建築関係の専門学校卒業後、デザイン会社入社。その後、購買戦略研究所に転じ、企業の工事費削減に取り組む。2012年に独立、13年NACS設立。それからの1年半で40件ほどの実績をあげている。30歳。

コスト削減幅の3割が収入

―― NACSのホームページを見ると、「工事コストを最適化」する会社だとありますが、具体的にはどういうことをするのですか。
山本 オフィスなどの内装工事や改修工事・解体工事にかかるコストを削減する会社です。最近では企業のコスト意識が非常に強くなり、それに伴い販管費の削減をサポートする会社も増えてきました。当社は、その中でも、工事関連に特化したサポートを行っています。

たとえばオフィスを移転する場合、新しいオフィスの内装工事が必要になります。その一方でいままで入居していたオフィスの原状回復工事も必要です。

そしてそのそれぞれがけっこう大きな金額になります。これを下げることができれば、単純にそのぶんだけ会社の利益になります。当社のこれまでの実績では、2割から4割、平均で23%、工事費を安くすることに成功しています。

―― どうしてそんなに安くなるんですか。
山本 通常、実際に工事作業をするのは、工事を請け負った会社からすると末端の会社です。その間には営業会社やマネジメント会社など、いくつもの階層がある。その階層ごとに中間マージンが発生します。ですから見積もりをとると、最初にそうしたものがすべて乗せられた金額が出てきます。しかも非常に古い業界ですから、その金額が決まるプロセスも不透明だったりします。

ところが多くの企業は、工事に関する知識をほとんど持っていませんから、見積もりで出てくる金額が高いかどうかの判断ができない。仮に高いと思っても、専門知識がないからどこがおかしいかも指摘できません。だから結局、請負会社の言い値で決まることが多いのです。

そこで当社にご相談いただければ、それぞれの工事の相場についても知っていますし、実際に工事をする会社も知っています。そこで中間階層をすべてはずして、工事会社に直接発注しますから、工事費を格段に下げることができるのです。

―― NACSに相談した場合、どのようなプロセスをたどるのでしょう。
山本 ひと口に内装工事といっても、空調や通信など、いくつもの種類にわかれます。それを品目ごとに、工事内容やエリア、規模などに応じて候補業者を選定します。当社には、工事会社のデータベースがありますから、その中から数社をピックアップするわけです。その会社から見積もりを取り、さらには当社の独自の評価システムによって品質を評価し、最終的な工事会社を選定します。そして実際に工事が始まれば、その進捗をチェックするなどのアフターフォローを行います。

―― NACSの売り上げはどうやって決まるのですか。
山本 削減された工事費の3割が当社の売り上げとなります。ですから、1億円の工事が2割削減されたら、当社の売り上げは600万円です。

―― これまでいちばん大きく削減したケースを教えてください。
山本 ある地方のハウスメーカーのケースですが、年間で1億円の削減に成功しています。

―― それだけで3000万円の売り上げです。
山本 でも、完全成功報酬ですから、コストが下がらなければ当社の売り上げはゼロです。工事を発注する会社にしてみれば、当社に相談して仮に工事費が下がらなかったとしても一切のコストは発生しません。ですから、遠慮なく相談にきてほしいと思います。

―― 工事コストを下げる最大のポイントはなんでしょう。
山本 まず、工事の内容を知悉することです。それがわかれば、相談にみえた企業が受け取った当初の見積もりのどこに問題があるかがわかります。そのうえで、資材も工事もできるだけ現場に近づいていく。そのためにも多くの企業を知っていることが必要ですが、当社には6万社のデータベースがあり、その中から最適な企業を選んでいます。

一歩一歩着実に

―― 山本さんはどうやってそのノウハウを身に付けたのですか。
山本 もともと建築関係の仕事に就こうと考え、建築の専門学校を卒業しました。卒業後はデザイン会社に就職し、内装デザインなどを携わってきたのですが、その会社が倒産。購買戦略研究所に転職しました。

―― 購買戦略研究所とは、企業の購買にまつわるコストを下げるためのコンサルティングやアウトソーシングを行っている会社ですね。
山本 そうです。ちょうど購買戦略研究所が工事部門を立ち上げたばかりで、工事に詳しい人材を募集していました。それで応募したら採用されました。ここには結局、4年間在籍、2012年秋に独立し、13年4月に会社組織にしています。

―― もともと起業したいと考えていたのですか。
山本 購買戦略研究所に入る前から、いずれは独立するつもりでした。やはり会社の枠の中で仕事をするより、自分の裁量で仕事をしたい。よりお客さまの立場に立った仕事をしたいと考えていました。ですから、ここでは勉強し経験を積むためと割り切っていました。

―― いまの仕事と購買戦略研究所での仕事はまったく同じなのですか。
山本 工事費を削減するという意味では同じです。

ただし、購買戦略研究所では、大手のクライアントに対して包括的なサービスを提供しています。ですから私の仕事は、1カ月に10件ほどの案件を右から左へと流していくような感じでした。でもいまでは、ひとつの案件について、相談にきた会社にもっと寄り添っていく。アフターフォローもきっちりと行い、お客さまが満足するところまで見届ける。そうすることで顧客満足度を高めることができるし、それが次の仕事につながると信じています。

―― 独立してすぐに仕事はありました?
山本 独立した時は、どうにかなるさと考えていました。けれどそれから8カ月間、まったく仕事を受注できませんでした。

―― 現実は甘くなかった。
山本 最初、個人事業主として仕事をしたのですが、法人組織でないと、企業は契約しづらい。それで半年後に法人化したということもあるのですが、もうひとつ、私は営業があまり得意ではないんです。前職では営業はしませんでしたから。

ですので、いまのところ提携している税理士やWizBizさんからの紹介が多いですが、もっと頑張らなければいけませんね。

―― 今後の目標は?
山本 いまは工事のコスト削減を提供していますが、これからはプロパティマネジメント(不動産管理=PM)の分野も手掛けていきたいと考えています。ビルメンテナンスには、さまざまな工事が必要です。我々がPMを行えば、そうしたコストを大きく下げることが可能です。そして当社は毎月、継続的に収入を得ることができます。工事費削減による金額は大きいけれど単発の仕事と、PMによる安定収入の、2本柱を目指しています。

―― 規模の目標とか、上場したいという夢はありますか。
山本 起業する前は大きなことも考えていましたが、8カ月間、仕事がなかったことで、そうした夢を追うよりも、少しずつ着実に成長していけばいいと考えるようになりました。まずは一歩一歩です。

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