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経営者インタビュー

2017年3月号より

人を、企業を引きつける 「銀座らしさ」とは何か?

新宿、渋谷、原宿、秋葉原など東京にはいくつもの繁華街がある。しかし、銀座はこれらの街とは、絶対に違う「銀座らしさ」というものがある。銀座らしさとは何か――銀座通連合会副理事長で、街づくり委員長の岡本圭祐氏に聞いた。

―― 銀座がほかの街と違うところはどういうところでしょうか。
「銀座は古いものを大事にする街ですし、街の始まりから舶来のものを積極的に取り入れる革新的な街でもありました。街としての銀座の楽しさというのは、お店の大中小の混在と同時に、それぞれの年代に対応したお店が並び、各々のお店が時代時代のニーズに合わせ、切磋琢磨し、中には業態を変えながら今に合うようにセルフリファインの積み重ねの結果からできたのだと思います。

歴史があるからと、何も変えなければ化石になってしまいます。逆に単に新しいものだけを取り入れたのでは個性がなくなってしまう。実際、今の銀座はGINZA SIXさんや東急プラザさんのようなモールのような施設ができる一方で、三越さんや松屋さんのような昔からの百貨店さんもある。そして、ヨーロッパのスーパーブランドもあれば、日本の老舗もある。さらに専門性の高い個人店や全国から小さなお店も集まっています。こうしたビルやお店が、広い通りや洒落たサブストリート、路地という地理的な多様性の中に混在し、成り立っているのが銀座の特徴ではないでしょうか」

「街を回遊できるのが銀座の楽しさ」と岡本氏。

── 「銀座ルール」とはどういったものでしょうか。
「1998年に古い不適格建築物の更新が可能になりました。そこで建物の高さや容積率など全銀座通連合会が中心になってつくり、建物の高さを56メートルにしたのが『銀座ルール』です。その後、高さ200メートルの銀座6丁目開発(現・GINZA SIX)の計画が持ち上がり、改めてこれからの銀座について議論し、協議を続け高さ56メートル、屋上工作物を含め66メートルというルールができました。

また、開発される方の窓口として『銀座まちづくり委員会』ができ、そこで相談を受けるのが『銀座デザイン協議会』で、今は年間300件ぐらいの相談を受けています」

── 銀座独特のものとして「銀座フィルター」という言い方がありますね。
「銀座フィルターというのも漠然とした言い方ですが、これは『適者生存』という意味です。街にふさわしくない、あるいはお客さまの需要やニーズが合わなければ、お店が寂れていってしまうのは当然です。しかし、銀座ではうまくいかなかったお店でも、同じお店を渋谷や秋葉原で出したら大成功するかもしれません。また、銀座なりのビジネスのやり方や共通理解、商業倫理があります。たとえばリピーターを大事にしたい、良心的な商売をしたいなど、こうした銀座ならではの商習慣が『フィルター』といわれてるように思います。

銀座という街は通りに面してお店が建ち並び、短いピッチで出入りができる個店が連続しているというのが特徴です。そして、美しい建物やショーウィンドウを楽しみながら、銀ブラができるのが銀座です。

私たちは街中に派手な看板が並んだり、大音量で音楽が流れていることが街の賑わいとは思っていません。

内外装のしつらえ、並べる商品、販売員のレベルなど、銀座のお店を一番すてきなお店にしてほしい。銀座にみえるお客さんには、銀座でしか味わえないようなものを提供していきたいと思っています」

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