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特集記事|月刊BOSSxWizBiz

2016年12月号より

働き盛りの男たちが陥る「更年期」というエアポケット 聖路加国際病院 リエゾンセンター 精神腫瘍科博士 河野裕子さん|月刊BOSSxWizBiz

まじめで、几帳面。そういう人が更年期になりやすいタイプです。

うつと更年期を生み出すきっかけがいっぱい

聖路加国際病院リエゾンセンター 精神腫瘍科博士の河野裕子さんによると、カウンセリングに来た50歳前後の男性のなかに、更年期と思われる症状を持つ人が増えてきたという。

こうした状況で、うつと更年期を見極める手がかりとしているのが、ハミルトンうつ病評価尺度(通称HAM‐D)という心理検査だ。この検査には、抑うつ気分、仕事と活動、性欲の減退、身体症状などいくつかの質問項目があり、基本的にはうつの指標を導き出す検査だ。しかし、更年期の把握にも役立つ質問があるという。それが、性欲の減退についてだ。

聖路加国際病院 リエゾンセンター 精神腫瘍科博士 河野裕子さん

「日本では、うつっぽいとカウンセリングに来ても、性的な質問を避ける傾向にありますが、更年期と性欲の減退や関心のなさは無関係ではありません。性的活動があるかないかではなく、性的関心が以前と比較して減退しているかどうかがポイントになります」

性欲の減退がすぐに更年期に結びつくわけではなく、うつの症状が性欲を減退させている可能性もある。また、更年期からうつになることもある。何がどう影響しているかを一概に判断することは難しいが、男性更年期と診断される人のほとんどが、性欲減退を訴え、症状がよくなると性的関心が現れてくるという。

そして、男性更年期に陥りやすい人には共通点があるという。

「例えば、『素敵なシャツですね』という何気ない褒め言葉に、シャイなティーンズの男の子のように顔を真っ赤にしたり、汗をすごくかいたりする人が多くいます。また、更年期と診断される男性には、知的で頭脳明晰なまじめなタイプが多いことも特徴です」

と話す河野さんだが、男性更年期が増えている背景には、今の40代後半から50代前半の男性が過ごしてきた時代が影響していると考えている。

「彼らが子どものころは、父親が外で働いて母親が専業主婦という家庭がほとんどでした。そして、父親が男としての存在感を放っている姿を見て育ってきています。しかし、自分が大人になると、男女雇用機会均等法が施行され、バブル経済が崩壊して、理想とする男性像と現実とのギャップが大きくなってきた。さらに、50歳になると会社から受けさせられるセカンドキャリア研修が追い打ちをかける。無理に定年後を考えさせられ、自分が第一線から外されたような気持ちになり、そのストレスが更年期のきっかけになる人も多くいるように感じます」

時代の大きな変化に惑わされ続けてきた今の更年期世代。河野さんのカウンセリングノートから、その実態を見ていこう。

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