2015年10月号より
公的介護保険の自己負担をカバー
今後、確実に進む高齢化のなかで、間違いなく介護問題は社会問題になる。そこで介護保険をすすめるのが保険会社としての社会的な使命である――と介護保険に力を入れている朝日生命。今回のシミュレーションプランでもイチ押しなのは、やはり介護保険だ。
「ご兄妹がいるとはいっても負担はかけられないでしょうから、いまから老後にひとりで暮らしていく準備は大切かなと思います」と話すのは、朝日生命採用育成部の平塚浩恵さん。その平塚さんがすすめるプランは表の通りだ。
その内容は同社がいま推している医療・介護保険がフルラインナップという感じだが、なかでもここはというものをピックアップしていこう。
一番は何といっても介護保険だ。朝日生命の介護保険は要介護1の認定で払込免除になり、年金型タイプは保険金の支払いがはじまる。受け取れる保険金は、要介護認定の度合いで変わる。公的介護保険の自己負担分がカバーできるイメージの保険だ。一方、一時金型は要介護3でまとまった保険金が受け取れるものだ。
医療保険のほうは入院給付を日額5000円に抑えているように見えるが、短縮化する入院日数を受けて、入院1~30日までは「入院初期重点給付金」としてプラス5000円。手術給付金は10万円と低いが、それをカバーするのために特約で「入院サポート」10万円を追加した。
特定疾病保険では、範囲を3大疾病から7大疾病に拡大し、一時金100万円を給付。入院給付金では5000円を上積み、がんの入院ではさらに日額1万円の入院給付金が乗せられる。つまり、がんの入院では、当初30日は2万5000円の入院給付金が出るというわけ。
また「生活習慣病は放っておくと、さまざま病気を引き起こす因子になる可能性があります、そこで初期の段階でしっかり治療をしてほしいということから初期生活習慣病入院一時金10万円というのも付けています」(平塚さん)。払込期間を終身にせず、75歳に設定しているのは後期高齢者医療制度を考慮しているため。
老後のために、預貯金から1300万円で1480万円あまりの一時払いの終身保険で備える。
「6年目から元本を上回りますので、ただ銀行に預けているよりも、利率はいいですし、ご自分が先に亡くなられたときは、親御さんの老後の資金にもなるのではないでしょうか」(平塚さん)