2014年7月15日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」がオープンした。ハリー・ポッターの世界を再現したこのアトラクションは大人気で、この効果によりUSJは今年、過去最高の入場者数を記録することになりそうだ。2001年に開業し、かつては「東のディズニーランド、西のUSJ」と持て囃されながら、右肩下がりで入場者数を落とし続けてきたUSJ。それがここにきてV字回復を果たしつつある。なぜUSJはうまくいっていなかったのか。そしてなぜ再生できたのか。その秘密を解剖する。