2014年1月号より
「ゴーン・ショック」――1999年、カルロス・ゴーン社長は「日産リバイバルプラン」として調達コスト見直しのために、系列の解体と、自動車生産に不可欠であるはずの鋼材調達先の絞り込みと大幅な値下げ要請を行った。これが引き金となって鉄鋼業界は大規模な再編に見舞われ、業界構造自体が再構築された。そしていま、ゴーン社長は外部ではなく、内部組織に対してゴーン・ショックを与えようとしている。志賀俊之COOの解任、エグゼクティブ・コミッティの再編は、日産自動車に何をもたらすのか。
ナンバー2を切ったゴーンの思惑
ゴーンの「女房役」がCOOを退任
意外と外れるゴーン社長の“勘ピュータ”
目標150万台に対し現状10万台
志賀COO解任はトカゲの尻尾切りだったのか