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2014年9月号より

“準備なしでは近づけないホグワーツ ハリポタワールドを楽しむには

2014年7月15日の開業以来、大人気となっている「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」。「例年だったら夏休みはディズニーランドが定番だったけれど、今年はUSJに遊びに行く」という家族も多いそうだ。

このアトラクションは、全7巻が刊行され、日本国内でも2500万部、全世界では4億5000万部を売った、J・K・ローリング原作のハリー・ポッターシリーズの世界を忠実に再現したもの。主人公のハリーが通う魔法学校、ホグワーツや、ロンドンのキングス・クロス駅9と3/4番線から発車するホグワーツ特急、魔法学校の生徒たちが通ういたずら専門店や魔法使いの杖の店など、ハリポタの世界を全身で体感できるようになっている。

米フロリダ州にあるユニバーサル・オーランド・リゾートでは、すでに2010年にオープンしており、大人気となっている。それだけに、USJでも人気を呼ぶのは間違いないと見られていたが、その予想をはるかに上回るほどの関心を集めている。しかし、そのぶん、このアトラクションを体験しよう思うとそのハードルは高い。

ディズニーランド(TDL)などでは、アトラクションによっては「待ち時間120分」など、長い行列に並ばなければならないこともある。ところがハリポタのアトラクションでは、入場整理券方式を導入、整理券がない人はアトラクション周辺に足を踏み入れることもできないようになっている。

入場確約権を手に入れるには3つの方法がある。

整理券の発券場所は、USJの中央部分にあるセントラル・パーク。そのため15日以降は、開場と同時に整理券を求めてダッシュする風景が日常となった。もし整理券が手に入らなくても諦めるのはまだ早い。整理券が予定数に達したあとは入場抽選券が発行される。入場予定ゲストにキャンセルが発生した場合、指定時間の1時間前に、抽選結果が発表されることになっている(アプリで確認可)。

「ダッシュをするのは勘弁」という人にも手段はある。

ひとつはJTBを利用することだ。JTBのツアーでUSJを利用すれば、通常の開園より15分前に入場できる。これならダッシュしなくても、ハリポタの入場整理券を手にすることができる。

朝早くは苦手という人なら、JTBのツアーの基本料金に1500円足すことで、アトラクションの入場時間を指定できる入場確約券を手にすることができる。これなら、昼からUSJに行っても大丈夫だ。

同様の確約券付チケットは、JR西日本でも取り扱っている。北陸、和歌山、福知山、中国、福岡エリアから往復切符と確約券付入場券がセットになった商品を購入するという方法だ。

あるいは「ユニバーサル・エクスプレス・パス」を利用する手もある。これは人気アトラクションを待たずに乗れるチケットで、7種類で税込5600円、5種類同4400円の2種類があり、ともにハリポタのアトラクションの入場確約券が付いている。一日券と合わせると1万円を超えるが、時間の惜しい人にはうれしいチケットだ。

TDLでは、料金によって客を選別していないが、USJは「高いお金を払った人に特別なサービスをするのは当たり前」と考える。エクスプレス・パスはその象徴といっていい。

ハリー・ポッターの世界に浸るために、あなたはダッシュしますか?それともお金を払いますか?

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