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「月刊BOSS」と、日本最大のビジネスマッチングポータルサイト「WizBiz」との提携に伴い、 10万社を超えるWizBiz会員の中から伸び盛りの企業を毎月1社をピックアップ。トップの事業への情熱に迫る。

2015年6月号より

平野哲也 オンリーストーリー社長に聞く
平野哲也 オンリーストーリー社長

平野哲也 オンリーストーリー社長

ひらの・てつや 1990年横浜生まれ。小学校時代からテニスに熱中。早稲田大学政経学部入学後130人規模の体育会系テニスサークルでキャプテンを務める。就活を1社も受けずに13年に大学を卒業。その後、起業支援会社での半年間のインターンを経て14年2月に株式会社オンリーストーリーを設立した。

社長に対して直接営業

―― 平野さんが昨年2月に設立したオンリーストーリーが現在手掛けているビジネスは、中小企業経営者をインタビューし、その記事を無料でオンリーストーリーのサイトに掲載するというものです。なぜターゲットを中小企業に絞ったのですか。
平野 私の父親が中小企業の経営者だったんです。叔父もそうです。そうしたこともあり、昔から中小企業の経営者とお会いする機会がたくさんありました。そこで純粋に、『日本には素敵な中小企業が多いな』と感じたんです。ところが残念なことにそんな素敵な会社が、世の中ではあまり知られていない。それがもったいないなと思ったんです。

僕自身は、いい商品やサービスを生み出すことはできません。だけど広めることならできる。そう考えて、このビジネスを立ち上げました。

―― でも、無料でインタビューを掲載するだけではビジネスになりません。
平野 その問題を解決するために考え出したのが日本初のビジネスモデル『社長に直接チラシ手渡し代行サービス~チラCEO~』です。

この国には中小企業でB2Bビジネスをしている会社がたくさんあります。これらの会社の多くは、自分たちの商品やサービスを、他社の『社長に』知ってもらいたいと思っています。決裁権を持つのは社長ですから、社長に営業をかけるのが一番効率がいい。ところが、いくら電話してもメールしても広告を打っても、全然社長に知ってもらえなくて悩んでいるという現状がありました。

そこでチラCEOでは、そんな悩みを持っている会社に、私たちのスポンサーになっていただき、商品のチラシを無料インタビューの際に持って行きます。そしてインタビューの最後にお時間をいただき、チラシを手渡しして、スポンサーのサービス紹介をさせていただいております。社長に絞って顔を合わせて広報できるのがこのモデルの強みです。

実際にモデルとしても、様々なコンテストで賞をいただいています。

―― チラCEOの料金体系は。
平野 1スポンサーのチラシを、1インタビュー先に手渡しして説明する毎に、4000円(人件費、往復の交通費込み)をいただいています。またチラシ配り放題プラン(年間契約)というものもあり、これの場合、最低20社配布保証付きで、月額6万円です。1回のインタビューで複数スポンサーのチラシを持っていくことで、この料金体系を実現しています。自社で営業マンを雇うと毎月数十万円かかる負担を抑えることができます。

―― 1カ月のインタビュー数はどのくらいですか。
平野 最近では、だいたい月に20社ほどですね。開始当初は、月間で3社ほどしかうかがえなかったのですが、段々と増えてきています。

―― チラCEOのモデルでは、拡大性に限界がありそうですが、今後の展開についてお聞かせください。
平野 私たちは会社を3つのフェーズに分けて展開しています。チラCEOはまだフェーズ1の事業です。これは拡大のための事業というよりは、会社をつぶさないための事業です。これで、ある程度の基礎固めができれば、フェーズ2に入ります。

フェーズ2では、学生紹介を行っていきます。チラCEOのもう1つの強みとして、学生を囲い込めるということが挙げられます。当社では、常に何人もの学生がインターン生として働いています。当社のインターンは、無料インタビューに同行して、社長に直接会うことができる。多くの学生が、就職前にいろんな企業を見てみたいと考えている中で、そのニーズに応えることができる。これをもとに学生を囲い込み、学生を企業に紹介することで、企業の採用を支援していきたいと考えております。

―― その先もあるのですか。
平野 フェーズ3で、プラットホーム展開を仕掛けていきます。今の弊社の強みは、新規の社長に直接会いに行くことです。だからその強みを生かした、チラCEOという労働集約的なモデルを仕掛けています。無料インタビューを通じて、どんどん中小企業との濃いネットワークを増やしていくと、今までにインタビューした既存の社長のデータそのものが強みになっていきます。つまり強みの横展開が起きます。

そうすると、今度はそのデータベースを使って、いろいろなビジネス展開を仕掛けていけるようになります。例えばですが、「企業のお悩み解決掲示板」をつくって、問題解決のお手伝いをしたり、ホームページを制作したいと考えている企業があれば、データベースの中からそれに合った最適な企業を紹介する。横展開まで持っていけると、仕組みとして様々な形で収益の拡大を図っていくことができるようになっていくんです。

人生を変えた「髄膜炎」

―― 平野さんは大学を卒業後、就活せずに起業しています。一度社会で経験を積んでから起業しようとは思わなかったのですか?
平野 大学に入る前から、起業しようとは考えていました。でも普通に大学生活を送っていたら、一度社会に出たかもしれないですね。というのも、僕は大学2年の時に、ウイルスが脳に入る髄膜炎という病気を患い、緊急治療室に運ばれ手術・入院をする経験をしています。その後も肺気胸と盲腸の破裂による腹膜炎で、それぞれ全身麻酔の大きな手術を受けています。

こうした経験から、「死ぬ時に後悔することが人生で一番のリスクなんだな」と純粋に思うようになりました。そしてそこから、死ぬ時に後悔しないための個人ミッションを決めました。そのミッションを達成するためには、今このタイミングで起業しないとそれを達成できないと考えたので、会社を設立しました。

―― 平野さんの個人ミッションとは何でしょう。
平野 “健康で、愛し愛され、やりがいを持てる仕事をして、お金持ち”です。どうしたら死ぬ時に後悔が残らないか考えた結果、自分の場合はこの4つの要素に起因するということに行きつきました。

1つ目は健康であること。健康でなければ、そもそも全ての活動が成り立ちません。病気をずっとしていたからこそ、健康にはとても気をつかっています。2つ目は愛し愛されること。周りの大切な人、家族を大切にしたい。そして大切な人から愛される魅力ある人間になりたい。3つ目は、やりがいのある仕事。オンリーストーリーを経営しながら、その経験を一般化し、本の執筆やセミナーなど、人に伝えていく仕事をしたい。そして最後が、お金持ちです。お金は価値を提供したことへの対価です。お金持ちになることは、それだけ人を幸せにした証ですから、大切にしています。

このミッションと照らし合わせると、先ほどの質問の補足になるかと思います。自分の場合は家族を大切にしたいという思いが強いので、例えば30歳で結婚して子供がいる状況で起業することはできないなと思ってしまったんです。結婚する時点で、最低限の収入がないと自分が大切にしたい人を大切にできない。だから、“やりがいを持てる仕事”というのと“愛し愛され”を両立するには、今起業して、結婚する時には家族を養っていける状態にまで持っていく必要があった。だから大学を卒業してすぐに起業したのです。

平野哲也 オンリーストーリー社長

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