PickUp(2013年12月号より)
電機の逆襲
業績急回復!「日の丸電機」復活へ
5年前、米国に端を発したリーマン・ショックは、日本の電機業界を直撃した。ほとんどの企業が赤字に転落。前3月期の決算も芳しいものではなかった。しかしこの試練に直面して、企業は否応なく自己改革を断行せざるを得なくなった。その結果、業界地図は5年前とはまったく違う姿となった。横並びは影を潜め、得意分野を最大限に追求する姿勢へと変化したのだ。反撃の準備は整った。
日立製作所/「重電の雄」は今は昔 今や「社会インフラ」が代名詞
東芝/原子力と半導体にヘルスケアが加わった東芝の「3本柱経営」
三菱電機/「地味な優良企業」は卒業し成長戦略で目指す売上高4兆円
NEC/個人向けビジネスから撤退 社会インフラに活路を見出す
富士通/富士通ビジョンを新たに策定 「野武士集団」の復活なるか
パナソニック/B2CからB2Bへの変身も幸之助流「お役立ち」は変わらない
不動産仲介業に“新風”「売り主専門」エージェント
風戸裕樹 不動産仲介透明化フォーラム社長
不動産業界に対して、いまだ「騙され感」や「胡散臭さ」を抱く人は少なくない。そこを、中古マンション売買の事業を通して払拭しようとしているのが、不動産仲介透明化フォーラムの風戸裕樹社長だ。
大規模修繕の駆け込み寺 依頼が殺到、5つの理由
外装専科社長 伊藤洋之輔
弱い立場のマンションの管理組合にとって、いわば“お助けマン”的な存在といえるのが本稿の「外装専科」である。社名だけ聞くと一見、お洒落なアパレル企業と勘違いしそうだが、創業社長の伊藤洋之輔氏(1945年生まれ)は、こう語る。
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